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長野県庁の働き方改革「20%ルール」って?~実際の活用例もご紹介~

はじめに

県税事務所勤務のYと申します。
第1回目の記事では県税事務所総務係の仕事について、第2回目では行政B[SPI方式]での受験体験についての記事を執筆しました。

第3回目となる今回は、現在在籍している県税事務所の業務以外で、私が県職員として取り組んでいる活動についてご紹介したいと思います。
紹介する活動は「創造的活動支援制度(通称20%ルール)」という制度を活用して行っています。
「20%ルールとは何か?」「どんな活動ができるのか?」など、気になる方はぜひ今回の記事をご覧ください。

20%ルールとはどんな制度なのか?

まずは「20%ルール」の制度について簡単にご説明させていただきます。
この制度は、勤務時間の20%以内を上限として、職員が持つ知識や経験、これまで培ってきた専門性を活かして自分の所属以外の所属の業務に従事することができる制度です。簡単に言うと、勤務時間の20%までなら、本業“以外”の仕事に従事できるという制度になります。
私で例えると、私は普段、県税事務所に勤務していますが、県税事務所での仕事に支障がない範囲であれば、勤務時間の20%以内で別の部署の業務を行うことができる、というような制度だと思ってもらえればわかりやすいでしょうか?
応募要件などがある場合もありますが、基本的にはどの職員も制度を活用することができます。
20%ルールへの参加に当たっては、自身の担当業務をいかに効率化し活動時間を捻出するのかを記載して所属長に提出する必要があります。そのため、20%ルールへの参加が、自身の本来業務の効率化が必ず図れる仕組みになっていることも特徴です。
よりイメージが掴みやすいよう、ここからは実際の20%ルールを活用した取組内容を見ていきます。

20%ルール募集例

20%ルールの募集は組織内ポータルサイトにて日々行われています。
今回は2024年1月までに募集が行われた業務をいくつかご紹介します。
※常に下記の募集があるわけではありません。

① 県の取組に関するチラシ・パンフレットのデザイン制作業務

長野県が発行するパンフレットのデザインを考案します。
県職員としてこのようなクリエイティブな業務に挑戦できるのは少し意外!

② フィールドスタディの運営サポート

県と市町村が大学と合同で行うフィールドワーク活動の補助や、大学生のサポートを行います。外に出て人と交流したい人にぴったり!

③ フィルムコミッション活動

長野県へのロケ地誘致の促進や、ロケのサポート等を行います。
県内外問わず様々な人と交流することができそう!

他にも短期的な募集から1年間従事する業務まで募集は多岐にわたります。
自分の本業との兼ね合いを見て応募しやすいのも、私がこの制度を好きな理由の一つです。

私の20%ルール活用例:採用一年目で国際ツアーの通訳業務?

ここからは、私の20%ルール活用例をご紹介します。あくまで一例にはなりますが、参考になれば幸いです。
私は昨年度末に開催された「在京大使館長野県視察ツアー」内の通訳業務に参加しました。長野県では、昨年3月23日に各国の大使を招待して県内各地を巡るツアー、及びレセプション(歓迎会)を開催しました。
私は運よく県職員と大使の方々の通訳員(英語)としてそのツアーの一部とレセプションに参加することができました。
応募理由は、自分で強みだと思っている語学力(英語)の向上目的と、現地機関勤務ではなかなか出会えない人々と会って話せるチャンスだと考えたためです。
実際に参加して、自分の強みが活かせる仕事ができたこと、そして採用一年目に様々な方々が集まるフォーマルな場に同席させてもらえたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。

そして、私が今こうして長野県採用noteに記事を投稿しているのも、「20%ルール」の活動です。
今回は採用二年目ならではのフレッシュな感覚をお届けできると思ったことから、そして自身の文章構成力の向上のために応募しました。
少しずつではありますが、みなさんに文章を見ていただく中で書きたいと思う文章が執筆できるようになるのを実感します。
また今の所属では「発信する」仕事は普段の業務ではあまりなく、一種の気分転換として記事を書く時間を勤務時間に組み込んでいます。
県税事務所での仕事もこの仕事も、どちらも熱意を持って取り組めています!

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事を見て、「面白そうな制度だな」「自分も挑戦してみたいな」と思っていただいた方がもしいらっしゃればとても嬉しいです。
「20%ルール」は県職員一人ひとりの強みを生かすことができ、さらには成長も見込める魅力的な制度だと思います。私自身この制度のおかげで沢山の人と交流でき、普段経験できない仕事も経験できています。今後も積極的に活用していきたいです。
実は色々な働き方が可能な長野県。ぜひ、ここであなたの強みを生かして働いてみませんか?

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