SPIで県職員採用試験が受験できるってホント?
1 はじめに
県税事務所勤務二年目職員のYと申します。
前回の記事では私の仕事内容について紹介いたしました。
今回は、私が県職員に応募する際に利用した行政B[SPI方式]についてご紹介します。
私は公務員専願でなかったので、県内外の民間企業と併願しながら受験対策しました。
今回の記事ではそういった「現時点で民間企業への就職も視野に入れている 」方や「そもそもどの試験区分で受けるか迷っている」方に有益な内容になればと思っております。
2 行政B[SPI方式]とはどういった試験か
まずは 行政B[SPI方式]がどのような試験形態かをご説明します。
行政職(大学卒業程度)に応募する際には二つの試験区分から選択します(配属対象の部署は同じです!)。
そのうち行政A[一般方式]は一般的な公務員試験を受験し、県職員を目指す区分です。
一方、行政B[SPI方式]はその名の通りSPI3が試験問題に含まれ、非常に民間企業と併願しやすい内容になっています。
「民間企業のほかに長野県職員も興味あるけど、そのために公務員試験対策するのは大変」と思う方にも受験しやすい試験区分となっています。
実際自分も大学三年生になってすぐは民間企業のエントリーシートの提出や面接などの対策に追われ、公務員試験を対策する時間も余裕もない!という状況でした。
その時行政B[SPI方式]を知り、自分はこれで長野県職員試験に挑戦しよう!と決心しました。
3 行政B[SPI方式]受験のために意識したこと
① とにかくSPI3試験を受ける
② 長野県でできる仕事、長野県のニュースをチェック
③ 自己分析に力を入れる
順を追って一つずつ説明いたします。
① とにかくSPI3試験を受ける
まずは一次試験であるSPI3で得点が取れなくては次の選考に進めないため、就活サイト内の無料で受けられる問題やSPI用の問題集を購入し繰り返し解きました。
SPI3で特に大切なのは「早く正確に解くこと」だと思っています。
私の場合はまず問題自体に慣れるため様々な出題形式をとりあえず解き、自分のジャンル毎の得意不得意を把握して、模試に挑戦し時間配分を考えながら解く練習をしていました。
とにかく数をこなし問題形式に慣れておくことを意識しました。
② 長野県でできる仕事、長野県のニュースをチェック
長野県という組織内部について、そして長野県全体で起こっているニュースは注意深く見るようにしていました。
中でも「公務員という仕事では何ができるのか」「それは自分にとってどうして魅力的なのか」そして「県で働けたら自分はどんな仕事をしたいか」について特に掘り下げるようにしていました。
県の仕事の中でも、事務職を主とする行政職では様々な現場で働くことができますし、県内で起こっている様々なことが、長野県での仕事に関わっています。そのためなるべく自分が長野県で働いている様子を具体的にイメージしていました。
③ 自己分析に力を入れる
行政B[SPI方式]の特徴として、自己アピール試験という試験科目があります。これは企業に提出するエントリーシートのように自分の体験や能力をアピールするものとなっています。つまり、行政B[SPI方式]受験では自分自身についてよく理解している必要があります。
そのための自己分析として、私は自分についての年表を作り、当時の年齢と起きたイベント、その時感じたことなどをノートにまとめました。あるいはグラフ形式で自分の感情を可視化するモチベーショングラフなどを作ってもいいかもしれません。
自分の好きなこと、自分の強み、弱みなどについて深堀りし、それらの要素を「県職員としていかに生かせそうか?」を考えることを意識していました。
4 終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
行政B[SPI方式]ではいわゆる公務員試験を受けずに県職員を目指すことができますが、配属先は行政A[一般方式]の合格者と全く同じなため、行政法や財政学などの知識についても勉強しておくと、県職員になった後に重宝すると思います!
行政B[SPI方式]での採用予定人数はここ数年毎年増加しています。
民間企業も気になるけど長野県職員にも挑戦してみたい!という方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
皆様と一緒に働ける日を楽しみにしております!