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県税事務所のお仕事 ~縁の下の力持ち、総務係員編~

 初めまして!県税事務所勤務のYと申します。今回の記事では私の所属している部署の業務内容と、その特徴や魅力をご紹介したいと思います。

まずは自己紹介から。

・今年度採用二年目
・初めて配属された県税事務所で、今も働いています
・出身は長野県ですが大学で県外へ、再度長野県に戻り就職したUターン就職者
・行政B[SPI方式]を受験し、入庁

今後は就職活動についてもお話できればと思っています!よろしくお願いします。

業務紹介

はじめに県税事務所の部署について簡単にご紹介すると、税金を課税する課税課、課税した税金を徴収する収税課、取りまとめや庶務、収入金の管理をする総務課の三つにわかれています。
課税課や収税課で働いている方々の詳しい勤務内容ややりがいに関しては以前に記事が書かれていますので、是非そちらをご覧ください。

今回は私が所属する総務課の業務をご紹介いたします!

県職員としての私の仕事

まず、県税事務所というと皆さんはどのようなイメージを持たれますか?
「お堅そう…」「つまらなさそう…」という意見もあるかと思いますが、実はそんなことないんです!
総務係として働く私の場合は特に、
一年目:庶務(郵便物の管理や備品の購入、給与の控除など)や督促状(滞納している方に納税をお願いする書類のこと)の発付、窓口対応
二年目:収入管理業務
と、在籍中に携わる業務内容が変わっていったことで、日々新鮮な気持ちで仕事をしています。
総務係の業務は多岐にわたり、庶務などの一般的な事務作業もあれば、お金を管理するなど税務らしい仕事もできます。税制についてはもちろん、社会で使える普遍的な知識も身につくように感じます。
ですので、一つの業務を突き詰めるというよりは、在籍中に幅広い経験ができることが総務係の大きな魅力だと思っています。

今回はその中でも現在従事している収入管理業務についてご説明いたします。
これは、ざっくり言うと自分の事務所で扱う税収入の金額や動きを正しく管理することが仕事です。時期や事務所にもよりますが、毎日数千万、あるいは億単位のお金がそれぞれの県税事務所に入ってきます。
一見想像もつかないような大金だからこそ、毎日入ってくるお金とデータ上の数値がきちんと一致しているか日々確認を行うことが大切となる仕事です。

そんな収入管理業務の集大成となるのが「決算書の作成」です。毎年6月には、前年度の収入金額や税目ごとの収入歩合を計算し、県税事務所ごとに報告書を作成します。これが決算書です。
そしてこの決算書が、最終的に県で発表する県税の収入額、収入歩合のプレスリリース(HPなどで公表している情報)の元数値となります。改めて意識すると緊張しますが、同時に達成感を大きく感じられる仕事でもあります。

ちなみに、収入管理業務は主な県税事務所(総合・中信・東信・南信)の担当者が行います。つまり、実質4人の県職員が県税収入を管理していることになります。
これって少し驚きではありませんか?(自動車税や県たばこ税など、一部の税目は県庁税務課で管理しているため、例外もあります)

初任地が県税事務所でよかったこと

税務は地方税法や要綱、条例をしっかり読み込むことが肝心な業務です。公務員であればどの職務でも法令に触れる機会はあると思いますが、税務は特に法制度の中で動く業務だからこそ、何度も税法に立ち返り確認する場面が多いです。
面倒に感じることもありますが、だからこそ県職員としての基本のキがたくさん詰まった職場だと思います。(先輩方から「初任地が県税事務所か、いい経験してるね」と言っていただくことも多いです。それだけ大変ですがやりがいがあり、実りの多い仕事だと感じています!)

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。皆さんが税務の仕事に対して抱くイメージが少しでも良い方向へ変わればうれしいです。
次回以降の記事では行政B[SPI方式]の試験について、また実際に自分が行った対策例などをご紹介していければと思います!

みんなにも読んでほしいですか?

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