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新規採用職員の皆さん、どんな5か月でしたか?

 こんにちは!長野県庁採用担当の布施です。
 今年度に入り記事の投稿ペースが少し落ちてしまっていますが、多くのライターの手で鋭意執筆中ですのでもう少しばかりお待ちください。。。

 さて、今回は、この4月に新たに採用された職員にアンケート調査を実施しましたので結果の共有になります。約半年間、県職員として生活した率直な感想や、職場や業務内容の満足度などをまとめましたのでぜひ最後までお読みください!


5か月間を知るためにアンケートを実施

(1)新規採用職員の職場評価を知りたい
 5か月間、新規採用職員がどんな気持ちで仕事をしてきたのか、働きやすさ、仕事への取り組み方などどう感じているかということを知りたくなったのでアンケートを実施することにしました。

(2)次のステップに活かしてもらいたい
 実は、新規採用職員が自身のこれまでを振り返ってみるというプロセスが組織としてあまり実践的ではなく、数値化・可視化することで次の半年(後期)に活かしてもらうということも狙いとしてあります。

(3)県職員イメージの解像度を高めたい
 さらには、説明会とかガイダンスとかでもよく「若手のうちにどの程度仕事をさせてもらえるのか」や、「課や係内でどの程度コミュニケーションがあるのか」などの質問・問い合わせをいただきます。このあたりも読者の方にお届けできるのではないかと思っています!

職種別に結果をまとめました

実施概要

1.実施期間:9/1(金)~9/11(月)の11日間
2.実施方法:Microsoft Forms
3.対象者:大卒程度新規採用職員(行政A・B/技術)136名
4.回答数:86(回答率63.2%)
5.回答数内訳:行政A・B50 名、技術36名(本庁15名、現地71名)

調査項目

1.県職員生活における満足度を教えて下さい
2.あなたの職場環境の満足度を教えてください
3.あなたの職場における「タテの関係」の満足度を教えてください
4.あなたの職場における「ヨコの関係」の満足度を教えてください
5.入庁前後のギャップについて感じていることがあれば教えてください
6.5か月間を振り返って感じていること、感想があれば教えてください

結果概要

回答率
勤務地・職種(回答者)


業務内容(回答者)


5段階評価の平均で算出(以下同)

【評価理由】
・職員宿舎で生活していますが、立地が良く部屋もきれいなため、生活に不満を感じたことがない。また、休みも取りやすく充実した休暇を過ごせているから。
・職場環境や同期に恵まれ、仕事・プライベート共に充実しているから。
・やりがいのある仕事を任せてもらえ、充実した毎日を送れているから。
・4月からの成長も少しずつ感じられるようになってきたから
・職場の雰囲気は明るく、わからないことがあるときには先輩方が丁寧に教えてくださるため、とても良い環境で働くことができていると感じる一方、慣れない業務や経験の少なさから、まだ思うようにいかない部分もある。


【評価理由】
・職場環境は想像していたよりもきれいであり、仕事がしやすい環境だと感じている。また、Teams等の利用で業務の効率化を図っている点も満足。
・周りの先輩や上司に不明点をすぐに相談できる環境だから。
・職員同士の仲は良く、先輩方のサポートも充実している。
・所属内の風通しも良く、人という面では働きやすい。設備面では、改善の余地があると思う。
・デジタル化できる部分がもっとあると思う。


【評価理由】
・1か月ごとに課長及びOJT面談が行われており、心配事を頻繁に相談できる機会がある。
・自身の業務や動きを非常によく見ていただいていると感じる。サポートしていただいたり、お気遣いの言葉をかけていただくことも多く、申し訳ない気持ちとともに自分の励みになっている。
・メリハリがしっかりとしており、コミュニケーションも積極的に取ってくださるため大変ありがたい。
・困っていることなどは積極的に聞いてほしいと言われているため、自分で考えてどうしてもわからないことがあれば抱え込まずに聞くことができる。
・所属長や上司は私よりはるかに忙しそうであり、相談をするのに躊躇してしまうことがある。


【評価理由】
・業務上わからないことは、同じ職場の先輩方が大変親切に教えてくれるため非常にありがたい。同期については、近接部署の方や、他職場で業務が似通った方などとは特に交流があり、わからないことなどをチャットや内線で気軽に聞けるので助かっている。
・研修や業務を通して仲良くなり、同期とはお互いの近況報告も兼ねて定期的に食事に行くなどしている。
・本庁内の同期が日常の支えになっている。現地の同期とも関われる機会がもう少しあればよいなと思う。
・自分から関係を作りにいかないと業務だけではヨコの関係性ができない。
・まだ同期との関わりは薄いが、休日に遊んだり飲み会も開催されたりと仲良くなれそうで安心している。


入庁前後のギャップについて

・入庁前は企画系の課というと楽しそうなイメージがあり、今もほかの課の同期から言われることも多いが、地味な事務作業をこなすことも多くある。この点は入庁前後で感じているギャップだと思うが、漠然としていたイメージが形となり、毎日充実している。大変なことも多いが、すべての業務にやりがいを感じることができている。
・入庁前の公務員のイメージは、職場内でのコミュニケーションが少なく、書類と向かい合わせで黙々と仕事をする印象だったが、実際は内外の方ともにコミュニケーションをとる機会が多く、机上だけで済む仕事が少なかった点はギャップだった。
・県職員としての仕事の幅広さについて、入庁以前に自分が認識してたものはほんの一部でしかなかったということを、研修や業務をこなす中で実感している。今後のキャリア選択の幅が広がったことは嬉しく感じた。
・勤務形態の自由度が高く、自身の予定も入れやすいと感じた。自身の予定に合わせて年次休暇も取得できる。
・入庁する前はもっと住民の方と接したり外に出ることが多いと思っていたが、今の私自身の仕事上デスクワークが多く外に出ることも滅多にないため、そういった点においてはギャップを感じた。良かった点として、入る前は仕事のイメージが全くつかず不安しかなかったが、研修が多くあったり、トレーナーの方の指導が手厚いこともあり、何のやりずらさを感じることなくスムーズに仕事に取り組めている。
・意外と庶務が多くて大変。覚えることはたくさんあるがどれも楽しい。配属は希望通りの人もいればそうでない人もいる。業務は、名前からでは予想していなかったものもある。現地機関はとっても仲良くなる。


5か月間を振り返って感じていること・感想

・社会に出て働くということは、自分の選んだ環境で、自分が約20年間受け取ってきたものを社会に還元していくことだと感じるようなった。
・上司や同僚からの支援もあり、仕事をする身として成長を感じている。重要な業務も任せてもらえるようになり、自分の意見も尊重してくれている。数カ月間で満足いく成長ができたのも、人に恵まれたことが大きいと感じている。
・「1年目だからできなくてもしょうがない」という言葉をよくかけてもらっている。この言葉は、励ましでもあり、萎縮せずに業務にあたってほしいという思いがあるのだと思うし、事実仕事がやりやすくなる言葉である。しかし、この言葉は1年目職員の言い訳にはならないと思った。おそらく、この言葉を自分で言うようになったら成長はないと思う。1年目かどうかは県民にとっては関係のないことなので、常に県民の求めるサービスを提供できるように努力していきたい。
・5か月経っても仕事には全く慣れない。今は日々学ぶことだらけ。ただ少なくともうちの課では人間関係も含め非常にいい職場で仕事で来ていると思っている。本当にありがたいことだと感じた。
・ずっとやりたかった仕事に、優しい先輩方とともに取り組んでいる。新社会人として大変なこと・覚えなくてはいけないことがたくさんあるが、やりがいと学びのある毎日で、私は県職員を選んでよかったと思っている。
・分からないことは積極的に質問すべきだと思った。自分が困っていることは言わないと意外と周りに伝わってないし、質問せずに進めて大きなミスに繋がる方がよっぽど大変だと思った。また、状況を説明する力が本当に大事だと感じた。周りの人は沢山の業務を抱えているため、前に説明したことでも分かっている前提で話すと伝わらないことが多かった。

アンケート結果について解説します

以上、新規採用職員に対するアンケート結果でした。この結果からは、

(1)行政・技術ともにやりがいをもって仕事を進めている
(2)上司や同僚とのコミュニケーションが盛んで、わからないことは
   都度聞きながらチームとして業務にあたることが多い
(3)同期とのつながりは財産!業務だけでなくプライベートでも交流あり
(4)5か月間はあっという間だが、まだまだ慣れなかったり一人前として
   仕事ができているか不安

といったことが読み取れます。
これらについて、少し解説・補足させていただきます。

(1)行政・技術ともにやりがいをもって仕事を進めている
 皆さん面接では自身が携わりたい分野や仕事についてしっかり軸をもって話してくれますが、実際の配属が希望通りに叶うことは稀です。
 でもこの5か月間、業務を通して何かしらにやりがいを持ちながら仕事をしている方が多くいらっしゃいました。これは、どんな仕事であれ、結果的には「県民のため、長野県が元気になるため」というミッションがあるからだと思っています。
 「なぜ公務員になりたいのか。公務員になってどんなゴールを描くのか。」その軸さえブレなければどんな仕事でもやりがいをもって進めることができるはずです!

(2)上司や同僚とのコミュニケーションが盛んで、わからないことは都度聞きながらチームとして業務にあたることが多い
 「残業が続く仕事でも周りのメンバーが良いから楽しい!」という声が県庁内でもよく聞かれます。
 これは、重い仕事でも一人でやるのではなく、コミュニケーションをとりながらチームとして仕事をする所属が多いからだと思っています。
 特に近年は「組織として仕事をする」ことが増えてきたと感じていますので、新規採用職員が孤立することもありません。しっかりフォローしてもらいながら自身のペースで仕事ができるはずです!

(3)同期とのつながりは財産!業務だけでなくプライベートでも交流あり
 
R5.4に採用された新規職員は、高卒や社会人経験者なども合わせると180名弱の同期がいて、県内各地の機関に配属されています。
 基本的には同じ地域に配属された同期とのつながりが濃くなる印象ですが、今年度から、コロナ禍で中止していた泊まり込みの新規採用職員研修が再開され、コミュニケーションも多く取れたことから同期同士の交流も盛んなようです。
 また、仕事の悩みを相談したり、仕事内容を情報交換したり、同期との交流は仕事をしていく上でも支えになると思います。多くの仲間がいるのでon-offの切り替えがうまくできていると感じます。

(4)5か月間はあっという間だが、まだまだ慣れなかったり一人前として仕事ができているか不安
 これは仕方がないと思います。初めて社会に出る方が大多数で、仕事の方法をイチから学んでまだ5か月なので…。
 目の前の仕事に集中して取り組み、先輩や同僚の姿を見ていろいろなことを吸収したり実践したりいろいろともがいたあっという間の5か月だったのではないかなと思います。
 この経験は必ず次のステップで役に立ちます。新規採用1年目は気兼ねなく試行錯誤してもらいたいと思います!周りの同僚や先輩、上司は応援してくれるはずです。

おわりに

 この記事を読んでいただいている方は、少し公務員や長野県職員に興味がある方から、長野県職員第1希望!という方まで幅広いと思います。
 そんな皆さんに新規採用職員の生の声をお伝えし、少しでも仕事のイメージなどを具体化するお手伝いができればと思い今回記事を書きました。
 分からないことは周りがフォローしてくれますし、on-offの切り替えもしっかりできる。こんな体制ができているのが長野県庁です。
 ほかにも仕事内容を紹介した記事 も多くありますので合わせてお読みいただき、より長野県庁のイメージを具体化してみてください!

 10月以降、いろいろな切り口の記事をお届けしますのでしばらくお待ちください。少し長くなりましたが今回はこのあたりで失礼します…!

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