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内定者懇談会を開催しました!

こんにちは。長野県庁採用担当の谷口です。

長野県人事委員会事務局では大学卒業程度試験の内定者を対象に内定者懇談会を開催しました。令和5年11月17日(金)に開催したところ110名(行政職:70名 技術職:40名)の内定者に参加いただくことができました。

今回は開催した内定者懇談会の実施内容と実施後アンケートから内定者の感想などまとめましたのでお伝えできたらと思います。
調べたところ内定者懇談会の様子を伝える企業や官公庁は少ないようですが、何かの参考になればと思い、採用内定後に長野県が行っている内定者フォローの一部をお伝えいたします。


内定者懇談会の趣旨とプログラムは以下のとおりです。

趣旨

4月から新規採用職員として勤務する内定者に対し、先輩職員、内定者同士の交流を図る機会として、内定者懇談会を開催し、勤務に関しての不安を軽減するとともに、県職員として高い意識をもって働くイメージを培う。

 

プログラム(全体3時間)

01 人事採用担当からの説明
02 グループワーク①~TOP10ブラックジャック~
03 グループワーク②~条件プレゼン~
04 職員との座談会

 

なお、アンケートは参加者110人中回答を得られた59人(行政職:37名 技術職:22名)の結果(回答率53.6%)となっています。
中には厳しい意見もありましたが、反省点として率直に受け止め、アンケート結果をお見せしたいと思います。

人事・採用担当からの説明(10分)

内容
内定者の皆さんに事前アンケートを行い、疑問に思っていることや不安に思っていることについて人事・採用担当から回答しました。

内定者の感想

good
・文章ではなく、実際の雰囲気も含め回答していただいたことでより具体的にイメージすることができたため。
・フランクな感じで回答を聞けて面白かった。
・自分では思いつかなかった質問もあり、知ることができてよかった。
・引っ越しや宿舎について詳しいお話を伺うことができて良かった。職場内での雰囲気もお話から感じ取ることができて内容が充実していた。
bad
・質問が5つだけで、すこし少ないという印象を受けたため。
・内容は良かったが、時間が少し短かく感じたため。
・社宅の間取りや写真などがあったらよかった。

 

文章での回答ではなく、直接伝えることによって、細かいニュアンスが伝わり、具体的にイメージすることができたのではないかと思います。
一方で、時間が短いという意見がありましたので、来年度への反省として参考にさせていただきます。

全体の様子

グループワーク

グループワークは内定者同士の仲を深めるために「TOP10ブラックジャック」と「条件プレゼン」の2種類を実施しました。

TOP10ブラックジャック(40分)

内容
TOP10ブラックジャックとは「3つのランキングをもとに、選んだ順位の合計が21になるように予想する」というゲームです。
今回は以下の3つのランキングをもとにグループで考えていただきました。

・長野県内の市町村人口少ないランキングTOP10
・長野県内の市町村街の住み心地ランキングTOP10
・長野県内10圏域別面積ランキングTOP10

 

このグループワークは内定者同士の仲を深めることはもちろんのこと、長野県の市町村や地域について知ってもらうために行いました。

内定者の感想

good
・ゲーム形式で楽しくグループワークができたことと、長野県関連のランキングで自分がどれだけ知識不足か知ることができ、学びになった。
・長野県に関する知識を深めることができたと共に、21を目指す過程でグループの人と協力をすることができた。
・グループ内でとても楽しく話をすることができた。結果は良いとはいえなかったが、笑顔で盛り上がる空間となった。
・長野県をテーマに知らないことも知ることができたり、ゲーム感覚で話し合いができたのでフランクに行えて楽しかったです。
bad
・話し合う時間が足りなかった。

 

長野県に関する知識を深めることができたという評価をいただき、うれしい限りです。
また、ここでも時間が短いという意見をいただきました。。。

条件プレゼン(40分)

内容
条件プレゼンとは「グループでおすすめしたい“何か”を指定された3つの言葉を使ってプレゼンする」というグループワークです。
今回は以下の3つの言葉を使ってプレゼンをしていただきました。

飛行機、団子、ライオン

 

このグループワークはチームビルディング力(チームで仕事を成し遂げる力)の向上を目的として実施しました。

内定者の感想

good
・これまでにないプレゼンの形で、グループ全体でどうしたら面白くなるかを考える中で打ち解けやすかったと感じたため。
・ライオンの使い方が難しくて考え甲斐があったから。
・色々な案を思考することで内定者同士コミュニケーションを沢山取ることができたため。
・ゲーム感覚でフランクに話しながらできるとともに面白い視点で話を進める人もいたりして面白かったです。
bad
・なかなか話し合いが進まなかった。ブラックジャックと同じメンバーならまだしも、初対面の人と話し合うには抽象度が高すぎて難しいと感じた。
・難しい内容であったこともあり、グループ内での会話があまりできなかった。
・条件が突飛だった。
idea
・長野県の要素を入れても良いのではないかと思いました。

 

条件プレゼンはほかのコンテンツに比べ、満足度が低かったです。プレゼンのお題が難しすぎたかもしれません。
チームビルディング力の向上に適した話しやすいお題や時間設定を考えたいと思います。

コラム~アイスブレイク~

自己紹介をする際に緊張をほぐれやすくするためのアイスブレイクとして「2つの真実と1つの嘘」というゲームを取り入れました。
2つの真実と1つの嘘」とは自己紹介時に自身のことについて3つ(2つは真実、1つは嘘)のことを発表し、メンバーにどれが本当でどれが嘘か当ててもらうというシンプルなゲームです。
ほとんどの内定者の方に役に立ったと回答をいただきました。こういうアイスブレイク、大事ですね!

左:自己紹介の様子 右:条件プレゼンの様子

職員との座談会(70分)

内容
職員との座談会は15分×4回を実施。同職種だけでなく、異なる職種の職員とも話ができるように前半2回は指定の席、後半2回は自由席とするなど工夫して行いました。

内定者の感想

good
・話を聞いていた人たちが全員質問できるくらいの時間的余裕があってよかった。職員の方も質問しやすい状況を作ってくれて、質問しやすかった。
・職員の皆様になかなか聞けない本音を聞くことが出来たため。
・年齢が近い若手の職員の方や、多くの業種を経験してきたベテランの方など、様々な立場の方からお話を伺うことで、より働くイメージを膨らませることができたため。
bad
・技術系の職員の方々をもう少し増やしていただきたかったです。
・有意義な時間だっただけに、もっと多くのテーブルを回る時間が欲しかった。

 

様々な職員と話すことにより、勤務に関しての不安を軽減するとともに、県職員として高い意識をもって働くイメージを培うことができたのでないでしょうか。
参加職員からも積極的な内定者が多く、早く一緒に働きたいという感想があり、充実した座談会にできたと思っています。
一方で、やはりここでも時間が短いと。。。という評価がありました。

座談会の様子

全体満足度と感想

 全体満足度

good
・どんな人がいるのか不安があった中で、入庁前に内定者の方と交流し、顔を知ることができ、安心できたから。
・気になっていることを質問できて、不安の解消につながりました。新たに友人が数人でき、相談できる同期ができました。
・これから一緒に働く仲間の顔を見て、実感と期待が持てたから。
・話題やグループワークの内容を提示されていたため、同期や先輩職員の方と話しやすかった。
・初めて内定者同士顔を会わせることができ、親睦を深めることができたのが1番嬉しかったです。また、配属先や仕事内容、入庁前の引っ越しなど似たような悩みを抱えていることを知ることができ、不安も少し解消できたことも良かったです。
bad
・もう少し内定者同士の交流の時間があれば更に良かったと感じた為。
・もう少し多くの職員の方々とお話できる機会をいただきたかったです。

 
(参考)実施コンテンツ満足度ランキング

2次会の話

内定者懇談会終了後に内定者及び職員の有志で2次会を実施しました。89名の内定者に参加していただき、お酒と食事を嗜みながら、さらなる交流を深めることができたのではと思っています。
実は新型コロナウイルス感染症流行前には内定者懇談会に合わせ、2次会を開催していましたが、近年は実施できておらず。。。
約3年ぶりの2次会開催でした。自分語りにはなりますが、実はわたくし、3年前には内定者として参加しており、そこで知り合った同期とは今でも仲がいいです。

内定者の感想

good
・同期の人たちと話せたし連絡先交換もスムーズにできたから。
・一次会よりもさらに親交を深めることができたから。
・内定者の集いでは交流しなかった方とも話す機会があり、親睦を深められたため。
bad
・職員の方とお話しできると思っていたので、席がほとんど分かれていてお話しすることができなかったため。
・席の移動という雰囲気ではなかったため、途中席替えがあってもよいかと思いました。

 

連絡先を交換することができたなど、ポジティブな評価が多くありましたが、席の移動ができたらよかったなどの評価もありました。
来年度は立食形式の2次会なども検討していきます!

おわりに

かなりの長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事を読んでいただいている方は、少しでも長野県に興味がある方ですよね?
この記事を読んで、「長野県を受験しよう!」またはその参考になるかはわかりませんが、長野県庁に採用内定するとこんなことをするんだとイメージを持っていただきたいです。
長野県ではこれからも内定者の皆さんの不安を解消するための取組を充実させていきます!

それでは今回はこのあたりで失礼いたします。


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