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県職員のONとOFF~後編~

前編に引き続き、入庁11年目(※R5.2.1インタビュー当時)の吉村さんにインタビューした内容をお届けします!後編は、「子育て」についてです。

吉村さん:長野県環境部環境政策課で気候変動対策(ゼロカーボン)を担当。(現在4カ所目)同じく県庁で働く奥様と4歳の娘さんがいる良きパパ。
サイボールド:社会人採用1年目。長野農業農村支援センターで補助金等事務を担当。外国人の夫と4歳の娘と信州暮らしを満喫中(移住組)。

前編の内容はこちら↓

土日の過ごし方

サイボールド:土日なども仕事のことを考えたりしますか?

吉村:土日は切り替えているときが多いかな。娘を疲れさせることに全力を注いでいます(笑)

サイボールド:わかります(笑)産休・育休は同じく県職員である奥さんが取られたんですか?

吉村:そうです。産休は出産予定日の2か月前くらいから取得し、育休が終わったのは2歳10か月です。

サイボールド:生まれた後一番大変だったことは何ですか?

吉村:最初の3か月くらいまでの睡眠かな。子どもは主にミルクで育ったので、夜中にミルクをあげたりおむつを替えたり。妻と交替しながら、お互い6時間は睡眠をとれるように協力していました。睡眠時間がぶつ切りになることに慣れていなかったので、その時期は結構疲れてましたね。

サイボールド:奥さんの様子はいかがでしたか?

吉村:やはり疲れていましたね。余裕がある時は、「少し外に出てみれば」と提案したりしていました。

サイボールド:良い旦那さんですね。でも、いざ娘さんと二人きりになった時など不安はなかったですか?

吉村:一番初めは不安でしたね(笑)ただ、子どもと過ごす時間って疲れはするけど、幸せな時間だと思います。

サイボールド:お子さんが3歳くらいになるまで、奥さんが育休をとられたということでしたが、こうした制度を利用することについて職場の方の雰囲気はどうだったんですか?

吉村:産育休がとりやすい体制や雰囲気ができていると思いますし、当時の上司からも、育休を積極的に取るように、と言われていました。

サイボールド:奥さんの育休復帰当時はいかがでしたか?

吉村:幼稚園に2歳児クラスがあったので、半年くらい、子どもを幼稚園に慣れさせる期間にしました。

サイボールド:そんなこと出来るんですね!

吉村:保育園だと育休復帰しないと入園できなかったのですが、幼稚園は出来るんですよね。妻の仕事復帰と子どもの入園が重なってしまうと、子どもが幼稚園に行きたくないと言った時にどうする、となってしまうので。ただ、子どもはあっという間に幼稚園に慣れちゃいましたが(笑)

サイボールド:今はどのように子育てを分担していますか?

吉村:自分が1時間後ろ倒しの時差勤務で、妻は通常の勤務時間です。幼稚園の送りは自分がやって、迎えは妻が行くことが多いです。

サイボールド:大変じゃないですか?奥さんと顔合わせる時間ありますか?

吉村:すごく短くなりました。平日は1時間くらい。休日は3人で過ごす時もありますが、自分の仕事の関係で土日に働いたり、妻も仕事が終わらなければ土日どっちか働いてたり。正直、何とか回しているという状況です。たまに綱渡り状態になりますけど、何とか渡れているのは時差勤務などの県庁の柔軟な働き方の制度のおかげだからだと思います。

サイボールド:ただ、今後小学1年生の壁とかあると思うんですが、考えたりしますか?

吉村:まだ考えられていないですね。

サイボールド:今後夏休みとか長期休みがあると思うんですが。

吉村:確かに(笑)今も幼稚園は長期休みがあるので、できる日は預かり保育をお願いして、できない日は祖父母にお願いしたりしています。

サイボールド:実家は近いんでしたっけ?

吉村:同じ市内です。

サイボールド:近くに住んでいるのに、両親にあまり頼らないというところ尊敬します。

吉村:両親が、「面倒を見なきゃいけない」ではなくて、「遊びに来てくれて嬉しい」と思ってくれるような距離感が理想です。

サイボールド:最後の質問で、子どもがいると引越しを伴う転勤があまりないという噂を聞いたのですが、その点何かご存じですか?

吉村:特に勤務エリアについては、本人の希望を尊重してくれると思います。子育て中に本人が希望して国に出向した人はいましたが、希望が通らなくて子どもと離れちゃったという話は、周りでは聞かないですね。

サイボールド:上司との面談の時にその点聞かれますか?

吉村:そうですね。仕事の話とあわせて、子どもの年齢や子どもがどこに通っているとか、妻がどこで働いているとかも含めて聞かれるので、どのエリアで勤務したいという希望も伝えてます。

サイボールド:多くのご質問にお答えいただきありがとうございました。とても楽しく仕事されていて、ONとOFFの切り替えもされていて、大変参考になりました。

最後に・・・

同い年の子どもを持つ親同士ということで、話は尽きず、もっとお話ししたいくらいでした(笑)
私は社会人採用で子どもがいながらの受験だったので、家庭と両立できるのか、配属希望は叶うのかというところが一番不安でした。今回同じように悩む方の少しでも参考になればと思い、記事を作成しました。
「子どもがいてもキャリア形成は出来る」というのが私の最終的な意見になります。皆様のことをお待ちしております!


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