見出し画像

県職員のONとOFF~前編~

今回は、入庁11年目(※R5.2.1インタビュー当時)の吉村さんに、現在の仕事内容や子育てについてお話しいただきました。
最初は子育て話の1話完結にしようと思っていましたが、4カ所で経験された今までの業務の話だけでも1つの記事になると思い、前編・後編に分けてインタビューの様子をお届けします!
前編は、「各所属で従事した業務」についてです。

では、まず、吉村さんについて紹介します。

吉村さん

・長野県環境部環境政策課で気候変動対策(ゼロカーボン)を担当。(現在4カ所目)
・「くらしふと信州※」の運営に携わる。
・同じく県庁で働く奥様と4歳の娘さんがいる良きパパ。
・「現役大学院生に聞いてみた~やってみてどうだったインターンシップ~」にも登場されています!

※くらしふと信州(ゼロカーボン社会共創プラットフォーム)とは
・・・ゼロカーボン社会の実現に向け、多くの主体が分野や世代・地域を超えて、学び、つながり、共創する場

「くらしふと信州」拠点施設の外観

そしてインタビューする私サイボールドはこんな感じです↓

・社会人採用1年目。
・長野農業農村支援センターで補助金等事務を担当。
・外国人の夫と4歳の娘と信州暮らしを満喫中(移住組)。

今回、吉村さんにインタビューをしようと思ったのは、同世代で同い年の子供を育てる方だったから、ということが一番です。
前のインタビュー記事※でも少し話していますが、県は30代と40代が極端に少なく、お会いしてから一方的に親近感を覚えていました(笑)子育てといえば、まだまだ女性のイメージが強いですが、男性からの目線で働きながらの育児について聞く良い機会だと思い協力をお願いしたところ、快諾いただき、このインタビューが実現しました!
※私が以前インタビューした記事はこちら↓

サイボールド:今回はお忙しい中インタビューに御協力いただきありがとうございます。
まずは入庁してからの経歴を教えてください。

吉村:入庁11年目で、4カ所目です。
1カ所目は建設事務所でした。管理係として、道路や河川といった土木施設の管理をしていました。

サイボールド:当時は忙しかったですか?

吉村:毎日残業、という状況ではなかったです。ただ、雪が降った際の道路の閉鎖対応や、道路の落下物回収など突発的な対応は割とありました。

サイボールド:次の赴任地はどこですか?

吉村:県庁の健康福祉部で、2年間医療推進課(現 医療政策課)、その後3年間健康福祉政策課にいました。
医療推進課での2年間は、病院や診療所について公表するシステムの5年に1回の改修や医療機関向けの補助金などを担当しました。
そして、健康福祉政策課では、県立病院に関する業務のほか、子ども医療費の現物給付のシステム構築に関わりました。以前は一旦窓口で医療費全額支払って、その後市町村から給付される仕組みだったんですが、今は窓口で最大500円を払えば医療を受けられる「現物給付」になっており、その制度を構築しました。

サイボールド:その仕組みって最近なんですね。

吉村:平成30年8月からです。

サイボールド:うちの子どもがお世話になっております(笑)
システムというと大変そうなイメージですが。

吉村:システムといっても、広い意味での「システム」で、どんな情報が受給者証に必要で、どのように医療機関に対応してもらうのか、といったことを調整しました。
制度の窓口は市町村が担っていますが、全県で統一的な仕組みとするために、県も一緒になって制度を構築しました。

サイボールド:県が外枠を作って、市町村がその中で動くイメージですか?

吉村:そうですね。受給者証のフォーマットは統一するとか、この場合は給付し、この場合は給付しないという、そのような調整を関係者としたり、制度が変わることについて、医療機関の皆さんに説明をしました。

サイボールド:健康福祉部での部内での異動で、2カ所目、3カ所目を経験され、今の環境部が4カ所目ですね。今はどのような業務をされていますか?

吉村さん:環境政策課でやっていることはゼロカーボン(気候変動対策)に関することです。
具体的には、ゼロカーボン社会に向けて、1人1人の行動をどう変えていただくか、に取り組んでいます。単純に環境問題と言ってしまうと、我慢しなきゃだめだという考え方になりがちですが、それだと長続きしないし、広まらないと思っているので、どのように工夫して広めるか、また伝えるかというのを日々考えています。

サイボールド:どのように業務を進められているんですか?

吉村さん:事情の違う海外の新しい考え方をいきなり取り入れようとしても難しく、日本には日本の、長野県には長野県のゼロカーボンの取り組み方があると思っています。外からの知見も必要ですが、地域として、どうしたいかがとても大切なことだと思っています。

サイボールド:やり取りをするのはどのような方々ですか?

吉村さん:地域でゼロカーボンやサステナビリティに取り組まれている方たちと話すことが多いですね。

サイボールド:そういう人とはどのように知り合うんですか?

吉村さん:いろいろな形があります。人づてだったり、どこかのイベントでご一緒した人だったり。
地域で取り組んでいる人の中には、孤軍奮闘している人がいるので、その人たちをどう応援していけるかということも考えています。それが「くらしふと信州」でやりたいことでもあります。

「くらしふと信州」拠点施設の内観

サイボールド:お話を聞いていると、色々立上げに携わっているイメージですが。

吉村さん:そう言われればそうですね。たまたまですね(笑)

サイボールド:ある程度枠ができていればその流れに沿っていけると思うんですけど、最初の構築って大変だと思うんですよね。ゼロカーボンが言われ始めたのもここ最近だと思いますが。

吉村さん:環境部に来た3年前はゼロカーボンに舵を切ったばかりだったので、これからどう実現に向けて取り組んでいこうかというところから始まりました。

サイボールド:今まででどこの部署が一番大変でしたか?

吉村さん:業務のボリュームで言えば、今ですね。でも、同時に今の仕事が一番楽しいので、疲労感は少ないです。

<後編の子育て編へ続く>


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

X(Twitter)では採用試験やイベントに関する情報などを発信しています!