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現役大学院生に聞いてみた~やってみてどうだったインターンシップ~中編「小学生の前で話すことになっちゃったの巻」

こんにちは、長野県人事委員会事務局です。環境部環境政策課インターンシップに来ている京都大学大学院生の佐野さんと受け入れ担当の吉村さんにインターンシップの感想などをお聞きした内容を全3編に分けてお届けしています。中編では佐野さんが担当している業務内容などについて紹介します。

Q どういう業務をやっていますか?

佐野さん:環境政策課が進めている「くらしふと信州」が本格的に動き出している段階で、この関連業務に携わっています。

くらしふと信州(ゼロカーボン社会共創プラットフォーム)とは
ゼロカーボン社会の実現に向け、多くの主体が分野や世代・地域を超えて、学び、つながり、共創する場

くらしふと信州ウェブサイト
左:くらしふと信州の拠点  右:ゼロカーボンに関するイベントなどが開催されている

佐野さん:くらしふと信州に関連する庁内会議や外部の方との打合せに同席したり、資料集めをしたりしています。
インターンシップは11月14日から開始しましたが、11月16,17日には飛騨に視察に行き、18日には白馬高校で行われた断熱ワークショップに参加したあと、午後は長野市内で勉強会に参加するなど、開始早々色々なところへの出張にも同行しました。
ほかの業務でも視察等に連れていってもらっていて、例えば、環境アセスメント業務ではダムの視察に同行しました。何をやると決まっているわけでないので、その時にやらなければならないことや打合せに出たりしています。

吉村さん:時に海外のウェブサイトからの情報収集も必要になるのですが、彼女は英語が得意なので、英語のウェブサイトを探してきて、要点をスピーディに翻訳してもらったりして助かっています。

佐野さん:県庁見学に来た小学生に、ペーパーラボという庁内で出た古紙を再生紙化する機械を説明する機会がありました。職員さんが説明するのを見学するだけかなと思っていたら、「次、説明してみる?」と言われて、焦りました(笑)

吉村さん:ちょっと無茶ぶりしちゃいました。できそうな雰囲気だったので(笑)

佐野さん:でも、小学生からいい反応をもらえてよかったです。

県庁見学に来た小学生にペーパーラボを紹介する佐野さん

Q 一日のスケジュールはどうですか?

佐野さん:その日によって変わります。ある日は8:30に出勤して振り返りの日誌を作成し、くらしふと信州の担当職員の打合せに同席した後、海外の自治体の調査を行いました。
午後は引き続き調査をしたり、プロジェクトに協力いただく事業者との打合せに同席して、17:15に退勤しました。

吉村さん:職員に準じる働き方をしていますし、「お客さん」ではなく、一緒に仕事する仲間として接しています。

佐野さん:県職員の仕事がどういうものなのかをリアルに体験させてもらっているので、ありがたいです。

Q これまでに驚いたことや学んだことは?

佐野さん毎日楽しいです。大学院では政策の研究を行っていますが、今は行政の現場で、政策の立案や実施のために動く職員さんの様子をすぐそばで目の当たりにできて勉強になります。
地域に根差した取り組みに初めて触れることができましたし、地域で活躍している人や職員さんの、地域への思いや挑戦する姿勢、行動力に触れることができました。自治体の課題や逆に可能性について、日々考えるようになりました。
また、環境アセスメントの手続きの説明を聞いたときは、担当者の県民の生活や自然を守る思いを感じました。企画系はもちろん、裁量が少ないように見える事務手続きのなかにも工夫があるんだなと思いました。

Q 後半はどういうことに挑戦したいですか?

佐野さん:インターンの最後の方で国際ゼロカーボン会議を開催しますが、学生実行委員会という立場で参加することになるので、会議をどう盛り上げて成功させていくかというのが目標です。
まだ自分の中でこうしたい・こう関わっていきたいというのが固まっていませんが、インターンの前半で自分なりにくらしふと信州がどうあるべきなのか、目指している理想がどうやったら達成できるのか考えてきたので、行政職員の視点でさらに深めたいと思っています。

Q 受け入れ側は実際に受け入れてみてどうですか?

吉村さん:佐野さんが来たことで、ちょっとだけ緊張感が高まりました。でもすぐにチームに溶け込んでくれたので、全く気を使わなくなりました(笑)
「インターン生を受け入れると負担が増えて大変だね」と言われたこともありましたが、業務の一部をサポートしてくれるので、助かっている面の方が多いです。
また、もともと長期インターンのプログラムがあったわけではないので、「インターン生が何もやることがない時間ができるのではないか」という心配の声もありましたが、日々、モチベーション高く関わってきていて、空いた時間があれば、自ら考えて必要なものを調べたり、進んで手伝ってくれるので、その点は全く心配ありません。
こちらとしては、できる限り佐野さん自身が興味・関心のあることに取り組めるように心がけていますし、佐野さんも、職員が気づかなかった意見を言ってくれるので、議論が活性化するなど、win-winの関係が築けていると思います。
今後もインターンを受け入れることがあれば、学生には、仕事は楽しいものだ、と知ってもらいたいです。何よりも笑顔が大切ですね!(笑)

佐野さん:笑顔の大切さは吉村さんから教わっているところです(笑)
私が知りたいことを聞いたら、吉村さんは全部応えてくれます。 「この団体何ですか?」と聞いたら「ヒアリングしてみる?」と前向きに学びの機会を与えてもらっています。

吉村さん:佐野さんが意欲をもって学ぼうとしていたので、その想いに応えたいなと思いました。

後編はインターンシップの振り返りなどをお話しいただく予定です。お楽しみに!


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