小島くんに色々聞いてみた!前編
こんにちは!北アルプス地域振興局商工観光課の柴本です。
今回は、同期の小島くんにインタビューをしてきました。
想像以上に内容の濃いインタビューになったので、前編・後編に分けてお送りします!
はじめに
「北アルプス地域振興局?それも県の機関なの?」と思った方!
分かります。私も最初「北アルプス…?どこにあるの?」となりました(笑)
北アルプス地域振興局は大町市にある大町合同庁舎の中にある県の現地機関です。
庁舎の真向かいは圧巻の北アルプス。雄大な山々を見ながらの通勤、かなり幸せです。
インタビュ―に入る前に小島くんの簡単なプロフィールをご紹介します。
県職員を志したきっかけ
柴本:小島くんは埼玉県出身ですよね。長野県を選んだ理由はありますか?
小島:幼少期から自然に触れて遊ぶことが好きだったことが一番の理由ですね。長野県に来た時に、“空気の美味しさ”と“景色の美しさ”に驚きました!そのため、大学も長野県の大学を志望しました。
柴本:自然に触れる機会が多いことは長野県の魅力の一つですよね。大学生の頃から長野県にいたんですね。
小島:もともと山が好きで、希少植物に興味があったので、大学では“森林環境共生学コース”に所属し、林業分野を学んでいました。
学んだことを少しでも活かしたいと思い、林業分野の公務員を志すようになりました。
柴本:民間企業の選択肢はありましたか?
小島:学んでいた分野にマッチした職業には「環境コンサルタント」などがありましたが、とても専門的でコアな分野なんですよね。
学んできたことを活かしながら、幅広い視点で仕事がしたかったので公務員を選びました。
柴本:“公務員”という職業が、やりたいことに一番近かったってことなんですね。
大学を経て、そのまま長野県に就職しようと思ったのはなぜですか?
小島:「長野県で暮らしていて楽しかったから」ですね。すぐに山や川に遊びに行けるのは嬉しいです!
試験対策
柴本:公務員を志すようになったのはいつ頃ですか?
小島:大学に入った時から、「卒業後は公務員がいいのかな」と考え始めていました。公務員試験の受験を決めたのは、大学3年の1月でした。
柴本:試験は6月頃でしたよね。対策期間は約5か月ですね。勉強方法についても教えてください!
小島:林業分野は専門の参考書がなく、国家の過去問を解きながら背景知識などを自分なりにまとめていました。
使っていた参考書は、「森林・林業白書(出版:林野庁)」と「林業技術ハンドブック(出版:全国林業改良普及協会)」です。基本はこの2つから出題されます!
県の試験は技術関係の問題が多いのも特徴かも…
柴本:専門的な問題が多いんですね。試験内容は専門科目の他には何がありましたか?
小島:SPIと論文です!先ほど言った参考書は、注文してから届くまでに1か月ほどかかったので、その間はSPIの対策をしていました。論文は、添削してもらえる会社に送って見てもらっていました。
入庁後の業務内容について
柴本:入庁してからあっという間に2年が経ちますね。どんなお仕事をしているんですか?
小島:業務内容は大きく分けて2つです。
1つは、「森林整備のための補助金交付」です。森林の所有者と委託契約をした事業体に交付する補助金のことで、良い山にすることを目的に行われた森林整備に対して交付しています。
もう一つが、「県営林の林道等の管理、森林整備の設計・発注」です。林道等が壊れた時に補修するための設計や発注をしています。
柴本:基本的に補助金の交付や発注のお仕事なんですね!
実際に現場に行くことはありますか?
小島:あります!
補助金交付のための条件に合った仕事がされているか、実際に歩いて確認します。
僕がいる普及林産係は“林業の普及に関わる仕事”なので、地域の方からの「今後どんな山にしていきたいか」という相談に乗るために、実際に山を見に行くこともあります。
発注業務をするために、県営林の測量をしに行くことも…
柴本:発注のための測量は自分たちでしているんですか!?
小島:発注業務があることは知っていましたが、まさか自分で山に入って測量するとは思っていませんでした。
もっと学生の頃に、林業に関する背景知識や森林整備のことを勉強しておけば良かったなと思います…!
柴本:大学の頃に勉強していたことが、業務内容に直結しているんですか?
小島:学生の頃に得た知識が、仕事で活かせることは沢山あります!
公務員を志望したときも、「山を今後どうしていくか」という林業の普及指導をやりたかったので、僕が今所属している“普及林産係”では、知識を活かしながら自分のやりたかったことができて嬉しいです!
柴本:今の職業を選んで良かったですね!
「県職員ってこんなこともするんだ」って思ったことはありますか?
小島:僕の公務員のイメージが、「庁舎内でパソコンや書類を見て淡々と仕事をしている」というものでした。
思ったよりも現場に行って、地域の方と話をする機会が多くて楽しいし、自分のスキルアップにも繋がっていると感じます。そこは良いギャップでしたね。
柴本:確かに書類を見る時間って多いけど、書類の先に県民の方がいることは忘れたくないなぁって思いますね。
小島:大事ですよね。補助金をただ交付するだけじゃなくて、交付する目的は“森林整備を進めていくことや山を未来に繋げていくこと”っていうことは、僕も忘れずに意識していきたいと思います。
今回はここまで!後編へ続きます、お楽しみに!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!