こんにちは、長野県庁採用担当の布施です！皆さまお待たせしました！
先日、2023年度採用試験の実施計画を公表しました。

今年度からの変更点が多々あるので、皆さまに混乱と不安を与えないよう、丁寧に解説していきたいと思いますので是非お読みください！

主な改正事項 

大卒程度（総合土木）試験が「アピール方式」として生まれ変わります

これまで他の技術系職種と一緒に択一式の専門試験を実施してきた総合土木区分ですが、2023年度では、全面的に試験内容を変更して実施します。
主な改正点は以下のとおりです。

22年度とは全く別の方法で実施することになりますが、その背景には「県職員の土木人材の著しい不足」があります。
土木人材は全国的に不足しているといわれ、民間、行政問わず売り手市場となっています。
長野県でも災害対応やインフラ整備などで多くの土木人材を求めており、従来の公務員試験（択一式専門試験）を負担に感じ、民間企業中心の就職活動を考えている方にも県職員を目指してもらえるよう、専門試験を課さない決断をしました。
ただ土木の専門性を担保する必要性から、記述式の「専門性アピール試験」を新たに課すこととしました。これは受験者がもつ専門性をより深く理解することにつながり、県が求める「県土強靱化にともに取り組む熱意のある人材」を採用することができると考えているからです。
また、口述試験を２回から１回にしたり、試験を年３回実施したり、皆さんに受験しやすい環境を整備していますので、ぜひ受験を検討してみてください！

大卒程度（技術系職種）試験の基礎能力検査を廃止し、面接を１回にします

大卒程度（技術系職種）試験では従来課していた基礎能力検査は実施しません。よって１次試験では択一式の専門試験のみとなります。さらに２次試験で実施していたグループワークを廃止し、２回実施していた面接も１回とします。これにより２日間にわたって実施していた２次試験が１日に短縮されます。
先述した総合土木と同様、他の技術系職種においても優秀な人材の確保が急務となっています。多くの専門人材は民間企業や国、他の自治体などでも引っ張りだこであり、「少しでも受験しやすい環境を」との想いで今回の改正に至りました。

高卒程度（技術系職種）試験の教養試験を廃止し、面接を１回に変更します

高卒程度（技術系職種）試験においても従来課していた教養試験を実施しません。こちらも受験者の負担を減らす観点に立っています。
高卒程度は、行政職と技術系職職の試験を実施しています。行政職では教養試験のみを課していて専門試験はありません。一方で技術職の場合、教養試験に加え専門試験も実施しているので試験対策に多くの時間を割く必要があります。そこで23年度は専門試験のみとし、２次試験で午前・午後の2回実施していた口述試験を１回に減らすことで受験のハードルを少し下げさせていただきました。（高卒程度（行政職）も口述試験は１回になります）

その他の試験概要

大卒程度（行政Ａ・行政Ｂ）

大卒程度の行政Ａ（公務員試験方式）の内容に変更はありませんが、行政Ｂ（ＳＰＩ方式）については論文試験を廃止します。
また、行政Ｂ（春）については、22年度に比べて少し試験日程を前倒しし、３月中に自己アピール試験、４月１日から基礎能力検査を受検できるスケジュールとなっています。受験を検討の方はご注意ください。

短大卒業程度・小中事務

短大卒業程度試験については、高卒程度（技術系職種）と同様、１次試験の教養試験を廃止します。
小中事務に変更はありません。

おわりに

23年度の採用試験制度改正では、「受験者にとってより受験しやすい環境を整備する」をテーマに取り組んできました。もちろん、試験内容の変更によって組織と内定者間でミスマッチが生じることのないよう試験の課題設定や面接をより慎重に行っていきます。また、今回の改正によってすぐに受験者が増える、内定辞退が減るなどとは思っていません。そのためには積極的に長野県庁の魅力を発信していくことも重要で、このnoteを始めたのも、「いろいろな発信を通じて長野県庁に興味をもってもらう、一緒に働きたいと思ってもらう」手段になればいいと思ったからです。
今回の試験制度改正もひとつの手段です。これからも様々な方法で長野県で働きたい！受験してみたい！と思ってもらえるよう精進していきます。

採用試験説明会を開催します

そしてそして、23年度の試験制度についてさらに詳しく紹介する説明会を２月中旬から３月中旬にかけて開催します！
今回はリアル開催として東京・長野・松本でも行いますし、オンラインでも開催します。
長野・松本会場では職場見学会も予定していますので、皆さんの参加、お待ちしております！
詳細は以下からご確認ください！

最後までお読みいただき、ありがとうございました！！