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国から県もあるんです。私の転職体験談+私の職場紹介シリーズ Vol.2

はじめまして!
長野県環境部生活排水課で勤務している入庁2年目職員のKと申します。

この記事をお読みいただいている人の中には「これから公務員試験の対策を始めようかな、どうしようかな」と思っている方もいらっしゃると思います。

そんな方々へ私の経験を紹介し、挑戦する後押しになれば幸いです。

自己紹介

簡単ですが、これまでの私の経歴についてお話します。

1.高校卒業まで長野県(長野市、うち2年間は南信地域のとある村)にて暮らす。

2.県外の大学へ進学

3.国家公務員(一般職)として某省で5年間勤務(2年間は某県へ出向)

4.長野県へ新規採用職員(行政A)として入庁。環境部生活排水課へ配属。現在2年目。

 

これからお話することは長野県の採用試験対策(行政A)の際に意識したことですが、ご覧の通り、私は転職(国→長野県)をしています。この点は少し珍しいかと思いますので、転職活動の対策についても少し触れさせていただきます。

私の転職体験談

公務員試験対策は今からでも大丈夫?
~これから準備をはじめる方へ~

「試験対策っていつから始めました?」「今から準備しても間に合いますか?」
 今まさに公務員になろうかどうか迷っている方はとても気になることだと思います。私の答えは“今からでも大丈夫ですよ!”です。

本記事は令和5年1月に投稿していますので、それ前提にお読みください。

 

というのも、私が現役大学生のとき試験対策を始めたのは3年生の12月転職する際は試験直前の4月からでした。なので、私は今から来年度の採用試験の対策を始める方へ自分が対策にあたって意識したことを2つお伝えしようと思います。
1.苦手科目は捨てる!
 「今からでも大丈夫!」と言いましたが、これから対策を始める人は残り時間が少ないです・・・ なので、1次(筆記)試験の出題科目の全てに手を出すのはキケンです!
 私は思い切って苦手科目には手を出さず、できる科目を伸ばす戦略をとりました。
 具体的には、教養試験の数的処理・判断推理が苦手でしたのでほとんど手をつけず、配点の比重が重い専門試験(特に法律・経済)に絞って勉強をしました。ちなみに、長野県の採用試験での数的処理等の配点は1200満点中の120点です。「仮に0点でも残り1080点(うち専門は800点)あるからいいや」と割切りました・・・
(※教養試験にも最低基準があるので、注意してください。)
 公務員試験対策のセオリーとは真逆のことを言っているかもしれないですが、時間がない人は苦手科目を捨て、できる科目(配点が高い科目)を磨き上げる戦略もアリだと思います!
 
2.本番は2次試験から!
 1次(筆記)試験に注力しがちですが、2次(面接)試験の比重はとても重いです。長野県の採用試験の受験案内には「最終合格者は、(中略)第2次試験の全ての基準を満たす者の合計点の上位者から決定します。」とあり ます。つまり、1次試験は合格最低点で通過できればいい。こう考えると少し心に余裕ができませんか? 逆に、皆が手薄になりがちな2次試験の対策を頑張ることで、最終合格へ近づくことができます。
 本格的に2次試験対策を開始するのはどうしても1次試験日の翌日から(結果発表は待たなくていい!)になりますが、私は1次試験の対策中から息抜きに「なぜ公務員になりたいのか、なれたらどんな仕事がしたいのか」を自分の中で掘り下げて考えました。他に、社会で起きている事象に対して「自分はこう考える(主体的に物事を捉える)」といったマインドを常に持つように意識すると、面接はもちろん、論文試験対策になると思います。
また、前回のSさん(※)も話していたとおり、面接は“慣れ”が重要です。1次試験が終わったらすぐに模擬面接を受けられるように、予約は1次試験の対策中に済ましておくのがいいでしょう!

※前回のSさんの記事

今の職場がイヤだからうち(県庁)に来たいの?
~転職活動で聞かれること~

 新卒での就活と転職との大きな違いはこの質問があるか無いかだと思います。転職を考えている者にとっては最も頭を悩ませる質問です。逆に、この質問に明確な答えを持っていれば、転職活動を行う上での自分の軸となりますし、面接で他にどんな質問が来ても怖くないと思います。転職を考えている方へ、この質問への私なりの回答のポイントをお伝えします。
1. 動機はポジティブに!
 転職したい本当の理由はどうであれ、新しい仕事への前向きで熱い思いを伝えなければ見出しのとおり「今の職場がイヤなだけでしょ」と思われてしまいます。明確に「こんな仕事をやってみたい!だから長野県へ入りたいんです!」と言いました。
2.自分の経験を踏まえた気持ちの変化を伝える
 自分の気持ちは積み重ねた経験やライフステージによって変化します。この変化は誰にでも起こることです。「仕事を変えよう」との気持ちの変化を不自然に受け取られないように「転職したいと思うまでに自分はどんな経験をしたのか、どのように気持ちが変わったのか」が伝わるように話しました。

私の職場紹介シリーズ Vol. 2

職場紹介~生活排水課の仕事~

「生活排水課って何するんですか?」私が配属先を伝えられた際の率直な感想です。“生活排水”とは台所、トイレ、お風呂など、私たちが日常生活で使った水のことです。“生活排水課”は県内の生活排水の処理を担う下水道や農業集落排水、浄化槽等の生活排水処理施設の計画的な整備と改築更新及び適切な管理運営によって、生活排水処理事業を将来にわたって安定的に持続させることが仕事です。
といっても、下水道は主に市町村が運営しているため、マンホールの蓋を開けたり、下水道管の中に入ったりすることはありません。私の担当は市町村への国庫補助金の交付業務と下水道に関する広報業務です。大規模な社会インフラである下水道は、整備に多額の費用が必要ですが、市町村の財政状況は非常に厳しく、国の補助金の活用が欠かせません。
また、整備した下水道を安定的に持続させるためには、行政の適切な管理運営に加え、下水道を利用される方の“適切な使用”も欠かせません。しかし、普段の生活において下水道の存在を意識することは少ないため、様々な広報活動を通じ、下水道の意義や重要性を広く県民の方にご理解いただき、下水道の適切な使用にご協力いただくことも重要です。さらに、下水道の整備と適切な管理運営を行うことは長野県の水環境及び生活環境の保全・向上にもつながります。

左:環境関連イベントへのブース出展による広報活動 右:県庁内での啓発展示

~しごとのやりがい~

 生活排水課での勤務を通じ、下水道には生活排水の処理という公衆衛生の向上に寄与する役割に加え、「雨水」を効率よく河川等へ排出し、街を浸水から守るという防災の役割もあることを知りました。近年は豪雨災害が頻発しており、長野県も令和元年東日本台風により甚大な被害を受けています。災害に強いまちを作るためにも、これまで以上に下水道の果たす役割は重要になります。これまで知らなかったことを新たに学ぶことはそれだけでも興味深いです。下水道の整備等を通じ、縁の下の力持ちとして、県民の皆様の生命・財産を守ることに貢献していると考えており、非常にやりがいがあります。

さいごに

正直なところ、私は「その場しのぎ」のような試験対策しかできませんでしたので、「最後は気持ち!」と考えていました。逆に、強い気持ちさえあれば最後まで頑張れる! 強い気持ちをもった皆さん、ぜひ長野県で一緒に仕事をしましょう!

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