長野県職員を目指す人を増やしたい!!県職員の魅力発信、はじめます。
こんにちは、そしてはじめまして!長野県人事委員会事務局で県職員の採用を担当している布施です。
採用に従事して1年半…将来有望な人材やピカイチな学生に数多く出会ってきましたが、一方で「県職員の仕事を多くの学生にまだまだ伝えきれていないんじゃないか」「そういえばTwitterやっているけど合同説明会の告知だけだなぁ」とあまりSNSをはじめとした広報ツールを使いこなせていないことに課題を感じておりました。採用活動でとても重要な広報に力を入れ「もっと県庁の内部を発信していこう!」と発起しましてプロジェクトを立ち上げ、この記事を書いています。
今回はプロジェクトを立ち上げた経緯やこれから投稿していく記事の内容などについて紹介します!
県職員採用試験を取り巻く現状と課題
noteで記事を書くに至った理由として多くのウェイトを占めるのが、「県職員の応募者数の減少が続いている…」「内定辞退率が高止まっている…」ということです。
ご覧のとおり大学卒業程度試験、特に行政Aの申込者数、受験者数ともに減り続けています(行政BはR2年度から2回実施)。絶対数にはあまりこだわりたくないのですが、将来有望な人材を多く確保するためにはある程度の母集団は必要になるのです。
今まで、行政区分にSPIを導入したり、試験日程を早めたり、技術系職種の受験資格を緩和したり…いろいろ試行錯誤をしてきましたがなかなか好転せず…
そこでなんとなく片手間でやっていた採用広報活動に力を入れることにしました。しかし4月から12月までずっと採用試験をやっていて採用担当メンバーのみでは十分な広報活動ができない…そんななか救世主となったのが今年度から試行的にはじまった「創造的活動支援制度(20%ルール)」です。
創造的活動支援制度(20%ルール)
「創造的活動支援制度(20%ルール)」(以下「20%ルール」)とは、職員の勤務時間の一部を創造的活動に充てることができる制度で、R4年度から試行的に実施しています。
要は勤務時間の20%以内(週1日)を上限として自分の所属以外の業務に携わることができるということです。
20%ルールの目的は以下の3点です。
「採用広報の仕事こそ創造的活動だ!」と息巻き、早速エントリー。なんと県庁・現地機関問わず各地から24名の職員が参加の意思を表明してくれました。そこから選抜した18名によりnote記事を執筆していきます。
記事執筆体制
記事を執筆するにあたり、どんな内容を学生は求めているんだろうか、
テーマ設定は課題のひとつでした。
実は20%ルールを活用する前(夏頃)、魅力ある情報発信に向けてナビサイトに登録している大学生や採用1、2年目の若手職員を対象にアンケートを実施し、記事の方向性を探っていました(以下、一部抜粋)。
アンケート結果も踏まえ、記事の方向性を以下の3つに絞り、20%ルール参加者18名の希望も踏まえそれぞれのセクションに割り振り、記事を執筆していくことにします。
また10月にはメンバー間で事業の方針やKGI、KPI などを共有し、全員が同じ目標をもつことを目的としたオンラインキックオフミーティングを開催しました。
このように丁寧なチームビルディングを意識し、記事の方向性、目標やゴールを早い段階からチームメンバーと認識共有を図ることで方向性を定め、確度の高い情報を発信していきます。
ちなみにメンバーとのやりとりは基本的にMicrosoft「Teams」上で進めます。企画検討・決定、インタビュイー選定・依頼、記事内容校正…多岐に渡るタスクもオンライン上で完結させようと考えています。(初めての取組なのでドキドキ・ワクワクしています!!)
おわりに
これまでプロジェクトを始めるに至った経緯や背景、プロジェクトの動かし方について、つらつらと備忘録的に書かせていただきました。
いきなり県職員の魅力を紹介する記事を投稿するのではなく、私たちがどういう意図で、どんな体制で、どんな内容を発信していくというプロジェクトの裏側、本質をまずはお知らせすべきと思い、本プロジェクトのオープニングノートとさせていただきました。
これから長野県職員に関する様々な情報を皆さんに定期的にお届けできるよう、頑張ってまいります!
県の他組織に属する職員が担当業務に加え採用広報に関わるというチャレンジングな取組にも注目いただき、ぜひご一読ください。
ありがとうございました!