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採用3年目職員に聞く!「ぶっちゃけ長野県庁、どんな感じ?」②

「長野県庁職員のリアルを聞いていこう!」第2弾。
今回は木曽地域振興局で働く同期にお話をお聞きしました。

松村さん:木曽地域振興局総務管理・環境課環境係に所属。入庁3年目。千葉県千葉市出身で、長野県内の大学を卒業し長野県庁に入庁。行政B区分で採用。大学の専攻は物質循環学。
廣田:佐久地域振興局環境・廃棄物対策課環境保全係の入庁3年目職員。松村さんとは環境部の同期。

※職員の勤務先、経歴等はインタビュー当時(R4年12月)のものです。

なぜ長野県へ?

廣田:本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます!
環境部で働いてきて3年ほどがたち、長野県庁や環境部の仕事ってこんな感じだといろいろわかってきた中で、今回は長野県庁職員として働くことについて、素直な感想や感じていることをお聞きしたいと思っています。
早速ですが、最初に就職活動の頃の話を聞かせてください!
松村さんは出身地が千葉県だけど、地元から離れた長野県に就職と思った理由は?

松村:大学入学を機に千葉県から長野県に移ってみて、自然が豊かで気に入ったところが一番の理由かな!
昔から自然が好きで、虫を追いかけるような少年だったんだよね(笑)
あとは大学の友達が長野県内で就職する人が多くて、それも残ろうと思った理由のひとつかな。
でも、大学進学する前は千葉県に戻る予定だったんだよね。

廣田:学生時代は千葉県に戻ることも視野に入れて就職活動をしていたの?

松村:就職活動は公務員しか受けていなくて。大学3年から開講される、大学生協の公務員講座で勉強してた。
実際は年が明けた3月頃から猛勉強した記憶が…直前に追い上げて勉強したなぁ。

廣田:就職先としては公務員以外には考えていたの?

松村:いや、公務員だけだったね。
大学生のときに、先輩から誘われて諏訪地域の霧ヶ峰で自然保護活動をしていたんだけど、その時に改めて自然保護の大切さを肌で感じて…。
その時に市役所の職員の人とも関わってみて、行政として多くの人を巻き込んで自然保護に取り組むのって楽しそう、と感じたんだよね。それが公務員を目指すようになったきっかけかな。

廣田:長野県庁の他にはどこか公務員は受験したの?

松村:受験先は長野県庁の行政Bの他にも、特別区とか国家一般職とか地元の市役所とか受けていたよ。

松村さんとのインタビューはオンラインで!!

廣田:行政Bで採用だけど、行政Bの合格発表って6月くらいだよね?市役所の一次試験の受験前には長野県庁の合格がわかっていたと思うんだけど…合格が出てから勉強のモチベーションは下がらなかった?

松村:下がった!正直なところ、長野県庁の合格をもらってから勉強のモチベーションはもう無かった(笑)
合格がわかってからは試験勉強もしてなかったし…猛勉強の蓄積があったからかな、ほかに受けた公務員試験は全部一次試験に合格したんだよね。勉強しておいてよかったよ(笑)

廣田:私が大学生の頃、「長野県庁は長野県外出身の人は採用されない」みたいな噂があって。
松村くんは千葉県出身で長野県庁に合格したわけだけど、こういう噂って聞いたことある?

松村:いや、ないね。自分のほかにも県外出身者で合格している人はいるし、ただの噂だと思うよ。

廣田:公務員試験で特に力を入れて対策したことはある?

松村:公務員講座の他には友達と面接対策をしていたかな。長野県庁の1回目の面接、全然手応えがなくて(苦笑)しくじった!って思ったね。だから一緒に行政Bを受けた友達と、2回目の面接までたくさん面接練習したよ。面接対策はたくさんやっておいたほうがいい!

廣田:そういえば松村くんって理系学部出身だよね。県庁だと行政の他に化学職とか技術職っていう道もあったと思うけど、行政職を選んだ理由はある?
それから行政Aではなく行政Bを受けた理由はある?

松村:化学職ってすごい専門性が求められるイメージがあって、自分が大学で学んできたことを活かせるか…と考えたときに、行政職のほうが向いているんじゃないかと思って。たくさん勉強していたし、正直受かる気しかしなかった!
行政Bを選択した理由は、自己PRのほうが自信があったからかな。大学時代に課外活動を頑張っていたから、それが評価されるじゃないか!?って。あとは行政Aの試験日程が地元の市役所の試験と被っちゃったから、行政Bを受験した!

廣田:その自信はたくさん勉強してきた賜物だね…。
いくつか公務員試験を受けてきた中で、最終的に長野県にした決め手は?

松村:県庁って規模が大きくて、例えば市役所とかに比べて大きな仕事ができてかっこよさそう!と思ったから!あとは地元の千葉県よりも長野県のほうが住みやすいと感じたからだね。大学時代の友達が長野県にたくさん残ったのも理由の一つかな。

職場の雰囲気は?

廣田:採用後、環境部に配属になったわけだけど、部局とか場所とか、どこを希望していたの?

松村:実は、環境部を希望していたんだよね!環境部配属って知って「希望って通るんだ!」って驚いてた。
新幹線で実家に帰りたかったから、場所は長野市か上田市を希望していた気がするなぁ。だから木曽地域になったとき、まず「木曽ってどこ?」って思った記憶がある(笑)

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廣田:同じ部局で他にも環境部希望していた行政の同期がいたよね。「そんなに希望通るんだ!?」って個人的にびっくり。
実際、木曽地域に配属になって、どんな感じ?職員の数は他の地域に比べて少ない場所だけど、職員の負担とか大きくない?休みはとれている?

松村:特に負担は感じていないな、残業は全然ないし。「明日でいいことは明日やる」をモットーに仕事してるから(笑)係の人数は少ないけど、お互い調整して休みをとってるよ。特に自分は帰省先が遠いから、年末年始はたっぷり休みもらってる。2週間くらい?(笑)

廣田:2週間も休めるのはいい環境だね。帰省するときは千葉県まではどうやって帰るの?

松村:車でも帰れるけど、木曽から新宿までバスが通っていて、それで東京まで出てから帰ることもできるよ。交通の便で言ったら木曽って岐阜にすぐに出れるから、仕事帰りに職場の人と岐阜まで飲み会に行ったりしてるんだよね~。

廣田:仕事終わりに!?

松村:金曜日の仕事終わり、職場の先輩とか仲いい人でね。帰りは間に合わないから岐阜に泊まる!木曽地域の職員は少ないから、課を飛び越えて仲がいいのはいいところだなぁ。

廣田:かわいがられているね~(笑)

松村:自分で言うのは恥ずかしいけどね(笑)若い人は少ないから、特に横のつながりが強いように感じるね。合庁の仲間でフットサルしたり、飯田市まで行ってサバイバルゲームもしたりしたな~。

廣田:いろんなところに行っているね。木曽地域で遊びに行ったところはある?

松村:開田高原行ったり、御嶽山に登ったりした!御嶽山は仕事だけどね。

廣田:仕事で御嶽山に登ったの?

仕事で行った御嶽山。仕事で山を登ることもあるんです!

松村:そう、自然保護関係の仕事でね。環境部を志望した理由のひとつに、自然保護関係の業務に携わってみたい!っていうのがあって、環境部も希望通りの配属だけど、担当業務まで希望が通っちゃったの(笑)

廣田:やりたかった業務の担当になって、ギャップを感じたところはある?

松村:実際に担当で業務に携わってみて思ったのは、思っていたよりもスムーズに進まないなってこと。自分ではよいと思ってても、いろんな人の意見があって、難しいなって思ってる。

廣田:環境部って所管する法令が多いから、現地機関は1つの法令を1人で担当することが多いよね。時にはさみしさも感じるけど、佐久では副担当も定められているし、年度ごとに担当業務が変わったりしてお互いフォローできるようになっているんだけど、木曽はお互いのフォローはうまくいっている?

松村:係は3人しかいないから、担当を持っていてもそれぞれが副担当やっていたりして。そう考えると職場のフォロー体制はいい感じかなと思ってる。1年目で配属になったときも、フォローがあってありがたかったな。

廣田:今後行政職はいろんな部署に異動になるけど、今後やってみたいと思う業務はある?

松村:環境部に配属になっていろんな法律を読む中で、「法律って面白いな!」と思う場面が多くて。今後も法律を扱うような場所で働きたいな~と思ってるよ。法務関係の分野で働いてみたいな。

最後に

廣田:たくさん答えてくれてありがとう!最後に、長野県庁を受験する就活生にメッセージをお願いします!

松村:自分は短期間で超勉強したから、正直勉強していた数ヶ月は苦しかった。けど、県職員人生は30年以上も続くし、入庁後は飲み会したりサバゲ―したり(笑)で楽しい生活を送れるから、今苦しくても諦めないでほしい!
長野県庁に入って県全体を動かせるような大きなことにも携われるし、自分が活躍できるフィールドがあるから、活躍している姿をイメージしながら試験勉強を頑張ってほしいです!!

廣田:松村さん、ありがとうございました!


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