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農地整備課ってこんなところ~県職員1年目~後編

こんにちは!長野地域振興局農地整備課のPです。
前編では、農地整備課(農業土木のしごとの概要)について紹介しました。

今回は、仕事内容について同期職員へインタビューしましたので、紹介します。


何をしているの?係のお仕事

農地整備課には、管理係、計画調査係、事業係(水利、防災、基盤整備、地域整備)があり、地域振興局によって事業係の編成が異なります。

管理係

工事や委託業務の契約、用地買収の契約、課内の事務全般を担っています。行政職員が配属されます。

計画調査係

農地や水路を使いやすいように改修するなど、補助事業を地元農家や市町村の皆さんに提案し、一緒に計画していきます。

事業係

工事や委託業務を中心に担う係です。現場へ出向くことが基本で、調査・設計から施工まで業者の皆さんと協力して事業を進めていきます。
計画調査係が計画した事業を実施する係で、それぞれ特色のある事業を担当しています。
事業の例としては、農業用用排水施設や畑地かんがい施設(畑作のための用水施設)の改修、ほ場の区画整理、ため池や排水機場(排水路があふれそうになった際にポンプで水をくみ上げて河川へ排水する施設)の整備による防災対策を実施しています。

打ち合わせの様子

農地整備課の同期職員へのインタビュー

農地整備課には、毎年新規採用職員が配属されています。
同期職員に実際働いてみてどう感じているかなどをインタビューしました。

質問事項

Q1 なぜ長野県職員として働こうと思いましたか?
Q2 現在の業務を教えてください。
Q3 実際に働いてみてギャップはありましたか?
Q4 担当地域はどうですか?
Q5 長野県職員を受験する人に一言

リモートでインタビューしました

1人目 かっちゃんさん

Q1 なぜ長野県職員として働こうと思いましたか?
高校時代に農業関係で働こうと思ったのがはじまりですね。農業の需要は減らないだろうなと思いました。
数学と物理が好きで、農業関係で数学と物理学を活かせる農業土木分野があると知り、大学(東京)に進学しました。
上京して、周りの友達から長野県は食べ物がおいしい、山などの自然が豊かと言われ、長野県の良さに改めて気づき、長野県のために働きたいと思うようになりました。

Q2 現在の業務を教えてください
用水路の補修工事を担当しています。水路が老朽化で傷んでいたり、摩耗したブロックの表面をコンクリートで補修しています。

Q3 実際に働いてみて、ギャップはありましたか?
法律や規則を調べながら働くことや仕事は黙々と1人でやるイメージだったんですけど、係の中で協力しながら進めるところにギャップを感じました。

Q4 松本地域はどうですか?
スイカが有名な地域があります!昨夏は1時間並んで直売所で買いました。
食べ物が美味しいですね。ジビエ料理もよく見かけます。
道が混んでいたり、風が強いのも松本地域の特徴です。
住み心地は良いです!

Q5 長野県職員を受験する人に一言お願いします
仕事自体が地域のためになっています。
地域の農家さんに直接会ったり、お願いしたり、交渉したりと地域の方と一緒に農業の基盤を支える誇らしい仕事です。
地域の方に直接感謝されることもあり、とてもやりがいを感じます!

2人目 めんだこさん

Q1 なぜ長野県職員として働こうと思いましたか?
もともと公務員として地元で働きたいと思っていました。
野生動物が好きだったので、動物関係のお仕事も考えていました。
学生時代に農業土木分野の研究室に入ったことをきっかけに、大学で学んだことを活かしたいと思い、長野県の土木分野(農業土木)を志望しました。

Q2 現在の業務を教えてください
畑地かんがい施設の更新工事を担当しています。
畑地かんがい施設とは、畑作のための用水施設で、私の担当している地区では、主に畑に水を送る管水路(送水管)が使われています。
工事監督では、確実に送水管が布設されているかなど、工事の段階毎に現場で施工状況を確認しています。

Q3 実際に働いてみて、ギャップはありましたか?
学生時代の研究室が大変だったこともあり、時間が決められている環境は良い意味でギャップを感じています。

Q4 佐久地域はどうですか?
私の担当エリアは、高原野菜が有名です。レタス、白菜、キャベツ、あとは鞍掛豆(くらかけまめ)というのがあります。
冬は寒いです!現場へ行くときはマフラーと手袋必須です!!
佐久地域はコイが有名です。宴会でコイ料理が出ることも。私は、煮つけや刺身で食べました。骨が多いので気を付けてください。

Q5 長野県職員を受験する人に一言お願いします
長野県が好き、自然の中で働きたい、そんな方はぜひ長野県職員の土木分野を受けてほしいと思います。特に農業土木分野は、川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえる現場が多くて癒されます!

3人目 まりおさん

Q1 なぜ長野県職員として働こうと思いましたか?
前職は、東北にある食品会社に勤めていました。今後子育てを考えた時に、全国転勤がある前職を続けるのは難しいと思い、地元の長野県が候補にあがりました。家族も他県への引越しには前向きでした。
県内の広いエリアで業務も様々な分野を経験したいということ、元々農業土木分野を学生時代に学んでいたこともあり、長野県の土木分野(農業土木)を志望しました。

Q2 現在の業務を教えてください
農業用の砂利道を舗装道路にする工事を担当しています。
砂利道だと、農作物の運搬時に振動で野菜に傷がついたりして品質に問題が出るため、道路を舗装するなど、高収益の農作物栽培ができるよう改良しています。

Q3 実際に働いてみて、ギャップはありましたか?
公務員は、事務仕事がメインだと思っていたんですけど、現場に行くことが多くて驚いています。今は、週に2~3回行っています。
専門性のある仕事なので、専門用語がわからないという壁もありました。

Q4 諏訪地域はどうですか?
作物は、担当地区ではレタスに力をいれている印象です。
食べ物はハルピンラーメン、テンホウが有名かな~
あとは、職場のイベントも多く、諏訪湖でのレガッタ、わかさぎ釣り、バドミントンサークル、プライベートも充実しています。

Q5 長野県職員を受験する人に一言お願いします
前職に比べると、仕事をすればするほど経験・専門知識を積むことができて、技術をもって業者の皆さんと対等に話しながら仕事を進められるところが、魅力的だと感じています。
特に長く技術を突き詰めていきたい人にとっては良い仕事だと思います!

まとめ

今回は、農地整備課に勤務する同期職員3人にインタビューしました。
3人とも長野県で生まれ、一度県外で経験を積んでから戻ってきていました。
県職員を志望した理由は皆それぞれでしたが、3人とも今の仕事にやりがいを感じているようです。
農地整備課1年目は、工事現場で監督業務に従事することが多いみたいですね。

農地整備課は、農業と農村地域の発展のため、自身の技術力を活かして仕事ができる魅力ある職場です。ぜひ一緒に働きましょう!


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